| カッシーニ |
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土星には輪が有る事を知ってるか?
おぅ、空に有るあの土星だ。 あぁ、悪ィ悪ィ。 剣術バカのてめぇもそれ位知ってるよな。 そうだよな悪かった。 それでよ、あの輪っかが、縞模様になってるのは知ってるか? ほぉ、知らねぇか、そりゃそうだよな、マリモだもんな・・知的生命体じゃねぇもんな。 じゃぁ、俺様が教えてやる。 てめっ。知りたくねぇだと?!興味ねぇだと?! これだから、マリモは知的生命体になれねぇんだよ。 てめぇは一生 湖でプカプカ浮いてろ。 〜あぁ〜? 今はそんな事どうでもいい? ・・・よくねぇんだよ。 ちゃんと耳の穴かっぽじってよく聞いとけ。 あの縞々は氷や岩石とか・・まァ、そんなモンで出来てるんだ。 星の周りをぐるぐる回っててよ。 ・・・・って、おい、ちゃんと聞けよ! ぐるぐる回る速度が違うから 他の輪と隙間が出来るんだとよ。 なんか重力ってのも関係あるらしいがな。 あるのは同じ氷と岩なのに 速度が違うから一つの輪に成る事はないんだ。 んあ? ぐるぐるは俺のまゆげだけで充分だだと? うるせぇよ。 クソハゲ! ・・・つまりだ。 俺もお前も同じ船に乗ってはいるが、てめぇと俺の時間は、進む速度が違うんだ。 目指すモンも違うだろ。 わかるか? 無理やり速度を一緒にしても 衝突して 砕け散っちまうんだとよ、土星の輪っかは。 例え一つになったとしても 時間が経つとまた自然に溝が出来るんだそうだ。 それと一緒だきっと・・・、俺もお前も・・ ・・・・・・・・・・だから、さっきてめぇが言った言葉には 答えられねぇ。 無理なんだ。 てめぇと俺が 一つの輪に納まることはねぇんだよ。 どう足掻いたって ・・・無理があんだよ。 あ?? 解れよ・・・ 無理言うな・・・ あぁ、そいう言ってもらえんのは、ありがてぇんだが、俺はお前が喜ぶような答えは出せねぇよ。 俺は世界中のレディを愛してるし。 レディも俺を待ってる。 だから もう言うな。 二度と言うな。 言わなくても俺が覚えていてやっから。 答える事はできねぇけど、死ぬまでその言葉を抱えていてやるから・・・。 悪いが・・・・。 ばっ・・・もう言うなって言っただろう。 そんなに繰り返さなくても聞えるさ。 しつけぇよ。 ・・重い、この腕どけろよ。 ・・・・・・・・・あったけぇな。 てめぇは。 ははは、あの頃からかわりゃしねぇな。 あんだよ? あぁ、言われなくても元気でいるさ。 ・・・てめぇも 元気でいろよ。 はァ? 宇宙の摂理も変えてみせるって?? ・・・・・・そうかよ。 じゃぁ、期待せずにいるさ。 ゾロ? 寝た・・・・の・・か? おい。 この筋肉ダルマめ・・・柄じゃねぇ事言いやがって。 ・・・今までサンキュな。 てめぇのお陰で飽きねぇ航海だったぜ。 広い世界の中 迷子癖の有るてめぇとは もう会う事もねぇんだろうな・・。 ・・・最後に 嬉しい事言ってくれやがって・・・。 もう少し早く聞きたかったぜ。 そうしたら、俺も・・・・・・・・。 や、そんな事はもういい。 それにしても、重ぇよ。 最後だからって人の事すっぽり抱き込みやがって、・・太い腕が重いんだよ。 くそ、外せねぇ。 なぁ、ゾロ 俺はこの腕の熱さを忘れねぇよ。 例え土星のわっかの氷が全部融けたとしても、俺にはてめぇの腕のほうが熱いと感じるだろう。 その熱い腕で 世界一の剣豪になれよ。 俺は、この海でその噂が流れてくるのを待ってるから。 |