そんな一日



暗い空に星が瞬き 軌跡を描いて星が流れる。



白む空に赤と青が混じる頃 毛布の中の塊りがもぞもぞと動き出し。

肩に乗る金色が 光を弾いて身じろいだ。

目の前にある小さな青はまだくすんだ青で 何度か瞬きを繰り返すとじき何よりも綺麗な澄んだ青に変わる。



それを知っているのは自分だけだ。

朝日が昇るのを一緒に見張り台で見た。

暖かい体温が隣にあるというだけで こんなにも満たされた気持ちになるのは何故だろう。

頬に軽く唇の感触を残して降りていったサンジは 「見張りちゃんとしろ」 と口にするのも忘れない。


朝食は俺の好きな和食だ。 他のクルー達の後で2人で食べた。

皿洗いなんかしてみた。 サンジが笑って皿を受け取り拭いた。

昼は、寝すぎて食べそびれたら、サンジが笑って皿を差し出した。

サンジお手製の肉マンが湯気をたてて乗っていた。 美味かった。



サンジはキッチンに篭ったままだ。

中から小気味良い包丁の音が聞こえた。

綺麗な夕焼けが雲を染める頃、宴が始まった。

本日の主役は席に座ることもままならず、キッチンとデッキを往復していたが、終始笑顔だった。

粗方料理が片付いた頃、主役はようやく腰を下ろした。

文句を言いながらとても嬉しそうだに見えた。


今日は狙撃手にキッチン棚を直してもらい、

船長にいただきますまで我慢をしてもらい、

船医にハンドクリームを貰い、

航海士と考古学者に両頬にキスしてもらい

彼ははにかんでいる。



作るばかりで、ろくに食っていないサンジに俺はおにぎりを握ってやった

「不恰好だな。」 と笑いながら美味ぇと笑った。

五個も作ったのにサンジは全部食べた。

二個は俺の分のつもりだったとはあの笑顔を見たら言えなかった。

クルーが寝静まった頃、ようやくサンジがキッチンから出てきた。

もう少しで日付が変わる

だから俺は慌てて奴の腕を掴んで船首に向かった

綺麗な三日月はここが一番良く見える。 海の上だから本当はどこからでも見えるけど・・・。

三日月に負けない光を放つ金色をくしゃりと引き寄せると、小さく抗議の声が上がる。

無視して唇を塞ぐと 暫くしてサンジの手が俺の背中に回った

耳元に囁くと サンジは頬を染めて回した腕に力を込めぎゅっと抱きついてきた。

「俺も同じだ。クソ野郎」そう言って サンジは ふわりと笑顔を見せた。









はい。ゾロは何と囁いたのでしょう?
は〜っ。速攻で書いたんでなんか変です。(いつも変なんだけど)
って、ゾロ独白じゃん!  サンジ君は???
とりあえず、誕生日に間に合いました。おめでとうサンジ君

2005.3.2